鈴木正文編集長の共産主義的、左翼的思想が大嫌いなので、「ENGINE」誌は一切買わないようにしているのだが、徳大寺氏のページだけはチェックしている。この本は同誌に連載されていたものの単行本化で、自動車の歴史に詳しい徳大寺氏の面目躍如といった企画である。一例を挙げれば、メルセデスのル・マンでの大惨事は有名だが、ここまで詳しくかつ簡潔に印象的なエピソードを書いてくれた本は珍しい。 徳大寺氏には「間違いだらけ~」のような現在のクルマの評価もよいが、むしろこのような「クルマの歴史、趣味性」のようなものについての著作を多く望みたい。今後も末長いご活躍を期待しております。